【御祭神】 |
経津主命 |
【御神徳】 |
国譲り及び東国開発で有名な神で武道の神様、商売繁盛、企業隆昌、必勝祈願、身体健全のご利益が有名である。 |
【御由緒】 |
養老5年(721)6月創立。
当社の遥か西方にそびえる朝望山は磐筒男、磐筒女の神の御子経津主命の神山と伝う。養老五年四月十二日の暁、朝望の峰に霊光が輝き、その光が藤内郷を指して降りこのところにとどまった。人々驚き恐れ、謹んで同年6月15日社殿を竣功させ鎮斎した(祝詞)。
仁和元年(885)5月22日官社に列し、延書式内小社、常陸28社の一つ。
康平5年(1062)源義家征奥の途次、当社戊亥の峰に十万の勢を集め当社に武運長久を祈願し社前の藤の枝を申し受けて鞭とし勇気凄々進軍した。兵を集めたところを十万原という。
大永年中(1521〜28)出火し社殿神宝焼失。乱世で社殿再建できず百余年を経て、寛永5年(1628)宍戸城主秋田河内守が造営した。(棟札)
また元禄年中(1688〜1704)、水戸藩主徳川光圀公の命で改築した。
藤内大明神と尊称。奉務祀職42人を数え、正保年中でも15人が奉職していた。
明治5年4月 村社に列格
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【祭礼】
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1月7日 |
新年祭 |
2月3日 |
節分祭 |
2月8日 |
薬神祭 |
4月10日 |
春例祭 |
6月14日 |
御田植祭 |
旧6月30日 |
夏越大祓 |
11月23日 |
新嘗祭 |
12月8日 |
薬神祭 |
12月31日 |
終年祭 |
夏越大祓の(わくぐり祭)は当社の重儀で寛政12年6月晦日(1800)をはじめとする。当時四方に伝染病が猛烈に蔓延し、氏子が非常に苦しんだので、茅輪を作りこの神事を行ったところ御神威を発揮し氏子の病難を消除されたという。この地方の神社では最も古く行われた由緒ある祭である。 |
【文化財等】 |
:延書式内小社
藤の木 神池の大欅に藤が絡まり、この藤は村名の由来ともなつている。 |